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平成29年(2017年)10月31日更新

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夏目漱石の足跡をたどって
漱石山房記念館(新宿区)

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漱石山房記念館外観
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「こころ」「三四郎」といった数々の名作はここで生まれた。明治の文豪・夏目漱石の故郷であり、生涯を閉じたまち、新宿区。晩年の9年間を過ごし、芥川龍之介や寺田寅彦ら多くの門下生が集った早稲田南町の邸宅跡には、生誕150周年を記念してつくられた新宿区立「漱石山房記念館」がある。見どころは、写真や証言をもとに忠実に再現された書斎だ。10畳の部屋には2,000冊を超える書物や遺愛品の複製等が並べられ、創作活動に励む漱石の姿が目に浮かぶようだ。
通路に描かれた猫に誘われ、階段を上ると、装丁の美しい初版本等貴重な資料が展示されている。「吾輩は猫である」のモデルとなった飼い猫の死を弟子に知らせた「はがき」からは、ユーモラスな漱石の人柄が垣間見られ、直筆の草稿に刻まれたインクのしみは当時の執筆風景を物語る。また、漱石関連の書籍を閲覧できる図書室や、甘党だった漱石にちなんだ和菓子類を堪能できるブックカフェも併設されている。


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愛用品に囲まれた漱石の書斎

記念館周辺には、誕生の地の石碑や「硝子戸の中」等作中に登場する誓閑寺(せいかんじ)も。同館作成の周辺まち歩きマップ「漱石の散歩道」(ホームページ(外部サイトへリンク)から入手)を片手に、漱石の面影をたどるのもおすすめだ。

東西線「早稲田」駅下車、徒歩約10分。都営大江戸線「牛込柳町」下車、徒歩約15分。10時00分〜18時00分(入館は17時30分)。月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始休館。一般300円。小・中学生100円。2階展示室の展示品は一定期間ごとに入れ替わる。現在の展示は12月3日まで。

漱石山房記念館 電話03-3205-0209 ホームページ(外部サイトへリンク)

 

お問い合わせ
生活文化局広報課 電話03-5388-3093

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