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2019年7月2日 オリンピック・パラリンピック準備局
6月27日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、東京2020大会における暑さ対策の検討状況と、今夏実施されるテストイベントでの検証予定について公表しました。
暑さ対策は、対象や場面ごとに必要な対応が異なり、きめ細やかに対策を積み重ねていくことが大切です。東京2020組織委員会は、対象を大きく観客、大会スタッフ・ボランティア、選手に分け、それぞれに、施設設備、飲料供給、予防、救護、情報提供・注意喚起などの対策を、漏れがないように講じていくとしています。
観客向けの暑さ対策として、日除けスペースや冷風機の設置、予防啓発うちわの配布などに加え、応急処置セットを携行した「ファーストレスポンダー」と呼ばれる専門スタッフが、会場内を巡回して体調不良者を早期発見する取組が実施される予定です。また、近年の大会では、液体テロや競技場への投げ込みなどを防止する観点からペットボトルは原則持込禁止とされていましたが、「日本の高温多湿の気候で、安全で快適な観戦のためには手元に水分があるということが重要」と、一定の条件下で持込みを容認する方向で検討を重ねていることを明らかにしました。
その他、観客自身の予防啓発のため、会場周辺の暑さ指数や暑さに関する注意情報、熱中症予防の対策などをお知らせするアプリを開発し、活用していく考えです。
今夏、7月から9月にかけて行われるテストイベントにおいて、東京都と東京2020組織委員会が様々な観点から暑さ対策の試行を行います。扇風機やウォーターサーバーの設置などによる大会スタッフ・ボランティアの活動環境の向上策についての検証や、うちわや涼感タオル等の暑さ対策グッズの有効性の検証、また入場待機列の状況や、暑さ指数の複数箇所での計測など、運営面での対策についても検証されます。これらの結果を踏まえ、東京2020大会の暑さ対策の充実に向けて、今後さらなる検討が重ねられる予定です。
東京2020ライセンス商品でも様々な「暑さ対策」グッズの販売を予定
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