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都政レポート  2019年7月9日  オリンピック・パラリンピック準備局

カヌー・スラロームセンター完成披露式典を開催

7月6日、梅雨空の下、「カヌー・スラロームセンター」の完成披露式典が行われました。本施設は、葛西臨海公園の隣接地に整備された国内初の人工スラロームコースで、東京2020オリンピック競技大会においてカヌー(スラローム)の競技場となります。東京2020大会に向けて都が整備を進める新規恒久施設としては、夢の島公園アーチェリー場、海の森水上競技場に続く3施設目の竣工です。

小池都知事は、「日本初の人工スラロームコースという素晴らしい舞台が完成し、東京2020大会では熱戦が繰り広げられるだろう。その後も国際水準の大会が開催でき、安定した競技環境を確保することで選手のトレーニング会場にも活用できる。都民の皆さんにはラフティング体験などで水上スポーツやレジャーを楽しんでもらいたい」と挨拶しました。
続いて斉藤江戸川区長が「葛西臨海公園は年間を通して多くの人が訪れる。葛西海浜公園の湿地は、昨年東京都として初めてラムサール条約の登録地となった。さらにこのスラロームコースができ、大変嬉しく思っている。江戸川区も、カヌーの様々な競技を楽しめるカヌー場を6月1日にオープンした。一丸となって選手を応援し、大会を盛り上げていきたい」、成田国際カヌー連盟執行役員(兼日本カヌー連盟会長)は、「カヌーは一定の水量がなければ公平性を欠くスポーツ。しかしこの人工スラロームコースによって、天候によらず常に公平な競技ができる環境が実現した。感無量だ。卓越した技術で素晴らしい施工をしてくれた工事関係者にも感謝したい」と述べました。 

知事の写真
挨拶する小池知事

テープカットの様子

壇上でのテープカットののち、リオ2016オリンピック競技大会のカヌー・スラローム銅メダリストの羽根田卓也選手によるデモンストレーションが行われました。羽根田選手は、ゴール地点に張られたテープをパドルで鮮やかに切断し、第1漕者としてコース上のテープカットを実施。その後、スラローム、フリースタイル、ワイルドウォーターの各競技に続き、大会後に体験できるラフティングのデモンストレーションも行われ、選手の見事な操艇技術が披露されました。

羽根田選手は、「日本のカヌー選手にとって、安定して練習ができる人工スラロームコースは長年の悲願だった。今回、オリンピックにふさわしい、世界一のコースが東京にできたと思う。世界の他の人工コースと比較すると、それほど大きな落差はないが、その分複雑な流れが入り組んだ、とてもテクニカルなコース。競技面以外でも、安全性の配慮や、何より都心から近く、誰でも歩いて見に来られるという立地が素晴らしい。東京2020大会に向けて競技全体のレベルアップになるし、自分もオリンピックに出場できるよう頑張って、来年この会場を沸かせたい」と、意気込みを語りました。 

羽根田選手の写真
コース上の紅白テープをカットする羽根田選手

競技コースの写真
競技コース

 

ラフティングの様子
ラフティングのデモンストレーション

フィニッシュプールの写真
フィニッシュプール

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