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都政レポート  2019年8月5日  環境局

丸の内 de 打ち水

7月26日の夕方、千代田区の行幸通りで「丸の内 de 打ち水」イベントが開かれました。
打ち水で涼を感じ、都市部特有のヒートアイランド現象を緩和しようと、毎年この時期に実施されている恒例のイベントで、大手町・丸の内・有楽町地区(以下、大丸有地区)の事業者や団体、千代田区、環境省、東京都などで構成されている大手町・丸の内・有楽町夏祭り2019実行委員会の主催で開催されており、今年で15回目を数えます。
挨拶した杉山実行委員会会長は、「打ち水で涼を取るということを丸の内から発信することで、省エネルギーに少しでも貢献できればと思う。ラグビーワールドカップや東京2020大会でも、行幸通り、丸の内仲通りなどの公共の空間でイベントを実施して、様々な情報を発信したい」と述べました。
小池都知事は浴衣姿であいさつに立ち、「江戸の知恵である打ち水は、温度計で図ると如実に結果が出るといわれている。東京2020大会では、微細なミストを噴霧するなどして、競技はホットに、観客の皆さんはクールに過ごせるようにしたい。今後も都は、地球に優しい取組に励む大丸有地区の皆さんと、東京が持続可能な成長を遂げられるように連携していく」と話しました。
また、原田環境大臣は愛用の日傘を広げ、「環境省は熱中症対策として、屋内の適切な温度設定、外出時の日傘や帽子の活用、こまめな水分・塩分補給を呼びかけている。私も近頃日傘を使い始めた。皆さんも打ち水とともに、ちょっとした知恵を取り入れて予防して」と呼びかけました。日が傾く時間帯となっても気温30度近くとなった会場では、汗を拭いながら話を聞く人も見られました。

仕事着や浴衣姿で集まった大丸有地区で就業する人など約1,000人が行幸通りの左右に向き合って並び、桶と柄杓を手に、「せーの、それー!」の掛け声で一斉に打ち水をすると、涼やかな光景が広がり、見物客から大きな歓声が上がっていました。

丸の内 de 打ち水
登壇者が掛け声に合わせて、打ち水を行った

 

挨拶する小池都知事

挨拶する小池都知事と登壇者たち

 

           

大丸有地区の就業者などおよそ1,000人が参加

自然に笑顔がこぼれる参加者たち。この日のために浴衣を用意した人も。使用した水は厨房排水や雨水をろ過処理等した「中水」約800リットル

 

 

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