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都政レポート  2019年10月4日  生活文化局,政策企画局

東京都名誉都民顕彰式及び東京都功労者表彰式

10月1日の都民の日、令和元年度東京都名誉都民(以下「名誉都民」)の顕彰式が都民ホールで行われました。
名誉都民の称号は、社会文化の興隆に功績があった人に対して、その功績をたたえ、都民が郷土の誇りとして敬愛する対象として贈られるものです。
今回、女性の社会的地位の向上をめざし、労働省婦人局初代局長として男女雇用機会均等法の成立に尽力し、現在も後進の支援に取り組む元文部大臣の赤松良子さん、劇画に分業制を定着させ、人気作品『ゴルゴ13』を50年以上にわたり一度も休載することなく連載し続ける劇画家のさいとう・たかをさん、日本を代表するデザイナーで『一枚の布』という基本精神のもと自由な発想から研究と実験を重ね革新の服作りを現実化し続ける三宅一生さんが選ばれました。
顕彰式で小池都知事は、「名誉都民3人の長年の功績は、都民が敬愛し誇りとするにふさわしい。今後さらなる活躍を期待している」と式辞を述べ、名誉都民称号記などを授与しました。
式典を終え、赤松さんは「女性が社会で活躍できるようにと懸命に努める日々で、私自身が結婚し子育てをしながら働く一人の女性だった。90歳を迎えた現在は赤松政経塾を主宰している。日本ではまだ少ない女性の政治家、経営者の育成に尽力したい」と意欲を述べました。
さいとうさんは「(顕彰は)とても驚いている。私は映画好きで手塚治虫作品に感激し、紙の上で映画のようなものを作る『仕事』としての将来性を感じこの世界に入った。職人という気持ちが強いため、締切に遅れず64年描き続けてこられたと思う」と話しました。
三宅さんは「着やすく、入手しやすい価格であることを大切に、長年衣服を作ってきた。ここ数年はサスティナブルを意識したリサイクル素材なども含め、あらゆる素材の服作りに挑戦している。国連で演説したグレタさんの発言や、現代の若い人たちの『着たいものを着たいように着る』という生活スタイルなどに、新たな時代の到来を感じている」と語りました。

当日は、東京都功労者表彰式も行われ、「地域活動功労」、「消防・災害対策功労」など13の分野において、長年にわたりその向上と発展に情熱を注ぎ、都民の模範となる業績をあげたとして、306人・団体に功労者表彰状が授与されました。
代表として登壇した増﨑美智代さんは「初めての女性団員として玉川消防団に入り28年、活動にやりがいを感じ、充実の日々を過ごしてきた。この栄誉を噛みしめ今後も一層努力したい」と謝辞を述べました。

知事から名誉都民称号記などを授与される赤松さんの写真
赤松さんの授与の様子

 

さいとうさん
さいとう・たかをさん

三宅さん
三宅一生さん

謝辞を述べる増﨑さん
謝辞を述べる功労者表彰の増﨑さん

 

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