ここから本文です。

都政レポート  2019年11月5日  オリンピック・パラリンピック準備局

東京2020大会に関する四者協議の実施

11月1日、東京2020オリンピックのマラソン・競歩競技の開催地について、IOC、東京2020大会組織委員会、東京都、政府の代表による四者協議が実施されました。
コーツ委員長は、「昨日、四者すべてが出席した実務者間のテクニカルワーキンググループミーティングにおいて、4点の結果を得た」と述べました。合意に達した項目は、1.会場変更の権限はIOCにあること、2.マラソン・競歩の会場が札幌に変更された際に発生する新たな経費は都に負担させないこと、3.既に都・組織委員会が支出したマラソン・競歩に関連する経費については、精査・検証の上、都において別の目的に活用できないものは都に負担させないこと、4.マラソン・競歩以外の競技について、今後会場を変更しないこと、の4つです。
この件に関して意見を求められた小池知事は、「今でも東京で開催することがベストだという気持ちに変わりはなく、同意はできないが、開催都市として大会成功への体制の構築が重要と考え、IOCの下した決定を妨げることはしないと決断した」と答えました。さらに知事は、バッハIOC会長から、大会終了後に東京2020オリンピックのマラソンコースを活用したオリンピックセレブレーションマラソンを開催するという提案を受けたと説明。詳細はIOCと検討していくが、開催を楽しみにしていた都民の思いを叶える機会を設けたいと語りました。

山下JOC会長は、アスリートの視点から札幌でのコースや競技時間を早く決定してほしいという要望を、また橋本東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会担当大臣は、東京開催に向けて調整してきたアスリートの複雑な心境にも理解を示した上で、気持ちを切り替えて大会成功に向けて頑張ってほしいと述べました。
最後に知事は、「気候変動や温暖化が進む中、オリンピックの開催条件が7月8月の実施となると、今後北半球ではどこも過酷な状況になるのではないか。アスリートファーストというならその観点からもよく考える必要がある」と問題提起しました。

会議の様子
協議には多数の報道陣が詰めかけた

知事の写真

コーツ委員長の写真

発言する小池知事とコーツ委員長

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.