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都政レポート  2024年3月29日  教育庁

自分事として捉えるように 能登半島地震への学習支援

能登半島地震で被災した生徒たちが実家を離れて避難しています。その学習支援をするために都は教員を避難先に派遣しました。その一人、教育庁指導部の鈴木悠平さんは2月5日から9日まで石川県白山市に行きました。輪島市から避難した中学二年生を対象に主に英語の授業の補助として入り、給食や体育館での見守りなども行いました。
「生徒たちは一見元気そうに見えますが、家族から離れストレスを抱えているようでした。現地の先生からは地震と家族の話はしないように、と言われていたので、そのようなことは話さず、一緒にスポーツをしたり、できるだけ生徒の近くで過ごしたり、寄り添うことを心がけました」
今回の派遣を経験して、現地の先生たちの負担が日に日に増えていくことが気になったと言います。
「先生方は日々の業務に追われています。それに加えて、支援物資の受け入れ等避難先特有の業務にも対応しているので、先生方が疲れきってしまわないよう、少しでも負担を減らすような支援が必要と感じます」
戻ってからは輪島や被災地のニュースをよく見るようになったと話す鈴木さん。「自分の学校が被災したら、受け入れ先になったら、と考えるようになりました。実際に現地に行ったことで自分事として捉えるようになったと思います」と話していました。

鈴木さんの画像

授業をする鈴木さん

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