WEB広報東京都[平成22年1月号]
水道橋博士が語る東京の魅力 はかせのはなし

平成22年1月1日更新

水道橋博士(浅草キッド)

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 明けましておめでとうございます。
 さて、今年の干支(えと)は寅(とら)年−−。48歳になる僕は歳男でもあります。
 実は前回の寅年から一念発起し、この12年間、僕が日々、励行していたことがあります。それはネット上の日記、いわゆるblogを一日も休むことなく書き続けたことです。その甲斐もあって昨年は、某テレビ番組で「芸能人で初めてblogを始めた人」と晴れて認定もされました。これでは随分と手前味噌(みそ)な自慢話なので、この12年間5000日近く書かれた日記の総ヒット数が、blogの女王・中川翔子さんの一日のヒット数にも劣るという笑い話も付け加えておきましょう(笑)。
 さてさて、そんな僕が、昨年末から、新たにハマっているネットのサービスにTwitter(ツイッター)があります。直訳するところ「小鳥のさえずり」を意味するこのサービスは、blog(日記)とchat(おしゃべり)を足したようなもので、パソコンや携帯を使って、140文字以内で今思っていることを独り言として、“つぶやく”と、その瞬間瞬間の“日記”に、不特定多数から、“おしゃべり”のような即答性で、反応が返ってきたりすることで、無限のコミュニケーションが構築されていきます。

 ここ3カ月ほど試してみた僕の感覚では、これは「流行」ではなく、電話や携帯のような「インフラ」であり、誰もが使っていることが当たり前になるようなツールだと確信しています。本格的に日本を席巻するのは今年だと見ていますが、既に昨年、世界中の言語で最も使われた言葉が、Obama(オバマ)を押さえて、Twitterであったことからも、その利便性と拡散傾向はご想像がつくことと思います。2013年までに世界で10億人の利用者見込みとの記事もありました。
 僕は、このTwitterの小さなつぶやきが、「小さな声・口下手のアンプ」として機能し、弱者でも容易に声をあげられる社会のための、重要なツールになって欲しいと思っています。
 昨年、オバマ候補を大統領へと導いた、Twitterのその伝播(でんば)力、スピード性は、候補者⇔有権者相互に作用して、大きなアナウンスメント効果の獲得を実証したことからも一層その思いを強くします。実際、欧米の多くの行政府でも既にその利用が始まりました。
 地方自治体としても観光PRをはじめあらゆる可能性を秘めていますから、昨年7月からいち早く公式利用を始めた青森県庁に続いて、東京都庁の動向にも注目したいところですが、今からでも都民(あなた)のつぶやきは、僕に届けられます。
 実は1200字限定の、このコラムでは伝えきれない、このツールの魅力を、今度は、僕も140字限定のTwitterを通して、皆さんにお伝えしたいと思います。
 新年の「初め」、何かを新たに始めるのに、Twitterはいかがでしょうか。