特集:小笠原諸島 父島 ~ 南島
 小笠原諸島の父島は、東京から「おがさわら丸」で25時間30分。  空も海も青く、年間の平均気温が23℃前後の常夏の島。  平成23年10月の小笠原諸島世界自然遺産登録記念式典の取材時に撮影した写真をご紹介します。
【 南島 】
南島の丘からは島全体が一望出来る。島の上陸は画面左側の入り江「鮫池」から

 南島の丘から父島を見ると、一部岩肌が赤いハート型になっている。「千尋岩」、通称「ハートロック」である。船で近くまで行くと、ハート型がはっきりと確認出来る。

 南島の代名詞である、「扇池」。入島制限による環境改善活動により、本来の美しさを取り戻してきている。

 南島の丘から父島を望む。海の青さに驚かされる。
【 父島:二見港 】
 おがさわら丸が父島に近づくにしたがい日差しが強くなってくる。空の青も濃い。

 船上から望む二見港。おがさわら丸の入港時には、島内の船が出迎えてくれる。

 父島「二見港」に停泊している、おがさわら丸(中央の大きな船)とははじま丸(右)

 旭山の中腹から二見港を望む。周囲を山々に囲まれた小さな港である。

 二見港に沈む夕日が美しい。正面の三日月山には展望台があり、水平線に沈む夕日を見ることが出来る。

 港近くの町並み。高い建物が少なく、青い空が広がっている。

 透明度が高く、マリンスポーツが盛んである。

 二見港内の大村海岸に広がる白い砂浜。青い海とのコントラストが美しい。
【 父島:長崎展望台 】
 長崎展望台の日の出。取材中毎朝、日の出の撮影にチャレンジしたが、水平線上に雲がかかる事が多く、撮影出来たのはこの時だけだった。

 父島の東側、二見港から車で5分ほどの展望台。左の島は、兄島。

 長崎展望台からは、小さな浜が見える。父島の浜は、どこも青のグラデーションに彩られている。
【 父島:出会った植物・生物たち 】
ムラサキオカヤドカリ(天然記念物) 境浦海岸で遭遇。カメラを警戒して、後ずさりしながら岩陰に隠れた。

ムラサキオカヤドカリの幼体(天然記念物) 南島の丘で出会った、ムラサキオカヤドカリの幼体。

 二見港防波堤の波打ち際には、たくさんの小魚たちが泳いでいた。

 小笠原は陸産貝類(カタツムリ)の宝庫。約100種が確認され、その9割以上が固有種である。

 おがさわら丸が小笠原諸島に近づくと、一羽のカツオドリが出迎えてくれた。

テリハハマボウ(固有種) ハイビスカスの仲間で、小笠原の固有種。一日花で、日中は黄色い花であるが、夕方には赤変する。

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