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平成28年(2016年)1月1日更新

WEB広報東京都[平成28年1月/東京マイスター]

「東京マイスター」掲載にあたって

京マイスターとは、東京都優秀技能者のことで、都内に勤務する技能者のうち、各界から推薦を受けた、極めて優れた技能を持ち、他の技能者の模範と認められる方々を知事が認定するものです。昭和58年から開始され、製造業からサービス業まで多岐にわたる職種の方々が、東京マイスターとなっています。今月からその東京マイスターの方を紹介します。

左官の仕事は、心地よい空間の創出。一級左官技能士 松本元意(まつもともとい)さん(平成10年受賞)

官職として一筋、80歳を超えて今も現役の松本元意さん、「自分は腕は良くない。下手です」と言い切る。その一方、「文化財の修復など、何でもこなしてきた」とも。
官の仕事は、明治以降、土壁から漆喰(しっくい)壁へ、そしてコンクリート工法へと展開し、使用する材料も大きく変わってきているという。その中で、松本さんは、変化する状況に対応し、左官の仕事を追究してきた。古い文献などを集めて研究し、自ら材料メーカーの研究室に通い、新材料の開発にも関わった。
また、職業訓練校などで使うテキストの作成に加わる。「書かせてもらい、自分の基礎もつくった。でも、こうですとは、決めつけない。いろいろな状況があるから」と。そして、全国を巡り、各地の技を学びながら、後進の指導に当たり、技能五輪などにも深く関わり技術向上に寄与してきた。今でも全国から仕事で困ったときに、相談電話がかかってくるという。
心な研究・技術の伝承を支えたのは、左官の仕事への誇りだろうか。
左官の仕事とは、単なる間仕切りではない、心地よい空間の創出です。塗り壁になればどんなに快適か。空気がよみがえりますよ」と松本さん。「でも、今、塗り壁は少ないですね。ぜひ、厚い壁をつくって下さい」とほほ笑む。

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「楽しみは、コテさばきで仕上げのつやがうまく出せたときですね」と松本さん。

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