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平成28年(2016年)5月1日更新
よみがえる自然豊かな河川 旧中川に沿って(江戸川区)
昭和5年から50年代まで活躍した旧小松川閘門
川の上の地下鉄の駅・東大島駅を下りる。小松川出口から右手、季節の広場を抜けると、小高い丘の大島小松川公園「風の広場」がある。
木々に包まれた広場を歩いていくと、ヨーロッパ中世の城塞(じょうさい)のような建造物に出会う。旧小松川閘門(こうもん)の遺構で、水位の異なる荒川と旧中川の水面を調整して、船の往来ができるようにする施設であったという。今はその任務を終え、埋められて上部だけが残された。
広場をさらに南に進むと視界が開け、ゆったりとした荒川が見渡せる。改修事業で昭和に造られた人工の河川とは思えない大きさだ。
ここから新たな閘門「荒川ロックゲート」を見て、荒川河畔を進むのもいいが、中川大橋辺りから河畔に下りて川歩きをしてみよう。向こう岸の江東区側も、船番所跡から小名木川が続くなど魅力的だが、旧中川に沿って北上する。
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